食べ物をよくかむと出てくる「だ液」。
「つば」や「よだれ」ともよばれていて、
きたないイメージがあるかな?
でも実はみんなにとって、とってもたいせつなものなんです。
だ液にはいろいろなはたらきがあります。
ひとつめは、食べることをたすけるはたらきです。
みんなが食べ物をかんだ後、飲みこみやすくしたり、
「あまい!」「すっぱい!」「にがい!」を
かんじやすくしたりするはたらきがあります。
ふたつめは、むし歯をよぼうするはたらきです。
歯の上にくっついた食べかすやよごれを洗いながして、
むし歯菌(きん)がたべるものをなくします。
それだけでなく、だ液には「歯のもと」が入っていて、
きずついた歯の表面(ひょうめん)をなおしてくれます。
フッ素(そ)がいっしょになると、なおすちからがつよくなります。
みっつめは、口の中をまもるはたらきです。
だ液中の酵素(こうそ)や免疫物質(めんえきぶっしつ)は
外からはいってきた菌をやっつけます。
ねんまく(口の中のやわらかいところ)をまもったり、
傷ついたねんまくをなおしたりすることもできます。
だ液はわたしたちのおくちのために、
たくさんのはたらきをしているんですね!
だえきはたべものをかむときにでてきます。
ふだんのごはんだけじゃなく、
おかしを食べているときにもだ液が出ています。
かたい食べ物じゃなくても、よくかんで食べると
だ液がしっかり出ることも覚えておきましょう。
だ液を出すことは、
みんなの大切な歯をまもることにつながります。
いつまでも自分の歯でおかしを食べつづけられるように、
たくさんだ液を出すことを心がけよう!
だ液はとうめいなのに、みんなの血からできているんだよ!
すっぱいものを食べてもだ液が出るよ!