甘いものを食べるとむし歯になるよ!と
言われたことはありますか?
むし歯になると「むし歯菌」がみんなの歯を傷つけて、
さいごには穴を開けてしまいます。
何がきっかけで、どのように進んでいくか分かるかな?
むし歯にならないよう、そのしくみについて学びましょう。
むし歯は、みんなの口の中にいる
「むし歯菌」が歯をきずつけることで起こります。
むし歯菌は、口の中にのこった食べ物のかすを
食べて元気になります。
チョコレート、クッキー、りんご、おにぎり、
この中でどれがだいこうぶつでしょう?
実はぜーんぶ、むし歯菌のだいこうぶつ!
あまいものだけじゃないんです!
だいこうぶつで元気になったむし歯菌は「酸(さん)」を出して、
歯の表面(ひょうめん)をきずつけてしまいます。
むし歯菌が出した「酸(さん)」は、
歯を表面から少しずつとかします。
歯の表面が少しでもきずつきはじめると、
じつはすでに「むし歯」なんです。
穴が開かなくても、歯の表面がザラザラし始めたら、
むし歯の第一歩!
歯の表面のザラザラであれば、
だ液(えき)とフッ素(そ)のちからでなおすことができるよ。
でも、穴が開いてしまうと
だ液とフッ素のちからではなおせません。
歯医者(はいしゃ)にいって、ちりょうしてもらいましょう。
では、むし歯にならないためにはどうしたらいいのでしょう?
だいじなことは3つあります。
まず1つめは、まいにち歯みがきをきちんとすること!
むし歯菌は、だいこうぶつがないと
元気が出ないので「酸」を出さなくなります。
みんなの口の中の食べかすを、
正しいほうほうで歯みがきしてきれいにしましょう!
2つめは、だらだら食べをしないこと!
ごはんやおやつを、いつまでもだらだらと食べていると、
その間むし歯菌は「酸」を出しつづけています。
ごはんやおやつは時間を決めて、
おわったらすぐに歯みがきやうがいをして、
口の中をきれいにしましょう!
3つめは、食べものをよくかんで食べてだ液をだすこと!
だ液の中には「歯のもと」がはいっていて、
フッ素と一緒になるときずついた歯をなおすことができます。
それに、むし歯菌が出す「酸」から
歯を守ることもできちゃいます。
食べものをよく噛んで食べるとだ液がでるので、
まいにちのごはんをできるだけ多く噛んでたべてみよう!
いつまでも自分の歯でごはんやおかしを食べつづけられるように、
むし歯にならないための3つのポイントにきをつけよう!